2007年02月28日

「ママバレ2」(作品303)

何丸「母さま、じつには、このブログは、なんというか…So!グループで運営しているのです」


ママ「グループ?」


何丸「そうです。何丸というのはプロジェクトの名前でして、ほんとは十人ほどで運営しています」


ママ「なるほどね。では貴方は何をお書きになってたの?」


何丸「あうっ。えーと、母さまが、まあ許せる作品といえば何でしょうか、ちなみに…」

ママ「そうね、くだらなくてほとんど読んでないけど、強いていえば…」


何丸「強いて言えば?」


ママ「あの、居酒屋で知り合った彼女が死んじゃった話が良かったわ」


何丸「は?っはっは!そ、それこそぼ、それコソボ、僕が書いたやつなのです。に、に、に、『日常茶飯事』という名前で。いやあ、嬉しいなあ」


ママ「そう。わたくしね、ウソの下手な男の子って嫌いよ。今の貴方、テストで95点しかとれなかった時と同じ顔なさってるわ」


何丸「すみません。ほんとは、全部…












僕が書いたんじゃないんです」


ママ「やっぱりわたくしの何丸さんでしたわ」
posted by 何丸 at 22:11| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「けんちゃん・しょうちゃん〜私立〜」(作品302)

けんちゃん「しょうちゃん、ぼくたち、4月から1年生だね」


しょうちゃん「うん」

けんちゃん「しょうちゃんは私立いくんでしょ?」


しょうちゃん「いきたくらい」


けんちゃん「離ればなれだね」


しょうちゃん「僕も、び×ぼう人の学校に行きたい」


けんちゃん「…しょうちゃんちのママは、どっか問題あると思うよ」

しょうちゃん「らけど、ママが、私立にしたら欲しいもん買ってくれるって言うから、私立にした」


けんちゃん「そうだよ。私立だってすぐに友だちできるよ」


しょうちゃん「うん。わかった」


けんちゃん「ところで何買ってもらうの?」

しょうちゃん「行かしてもらいたいとこあったからさ」


けんちゃん「外国?いつも行ってるじゃん」

しょうちゃん「違うよ…





けんちゃんを私立に行かしてあねるんだよ」

けんちゃん「ぐえっ?」


しょうちゃん「けんちゃんちのママが、なんだったらずっと僕のそばでこき使っていいって」


けんちゃん「どっか問題あるよ、うちのママ…」
posted by 何丸 at 09:10| けんちゃん・しょうちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月27日

「ママバレ」

ママ「何丸さん、ちょっとこちらにいらっしゃい」


何丸「はい母さま、なんでしょう」


ママ「このメモは何ですの?『けんちゃん・しょうちゃん』とかいう…」


何丸「かっ、返してください!」


ママ「わたくしは、貴方がてっきり仕事を持ち帰って頑張っていると思いこんでいました。それがこのような恥じさらしな作文を…」

何丸「母さま、これはたまたまの思い付きです」


ママ「その下の『300作記念・アカデミー賞』というメモは何かしら?」


何丸「うえっ…とー、それは、想像してみたわけです。こんな作文を書き続けるなんてちょっとバカみたいですよね」








ママ「わたくし、試しに『けんちゃん・しょうちゃん』で、ググってみましたのよ」


何丸「な、なんだろなー、何をくぐったのかなー」


ママ「300作品おめでと、何丸さん」


何丸「ほえ?だれのことかひら?」
posted by 何丸 at 19:28| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

「アカデミー賞」(作品300!!)

何 丸

「ターンキュ。タンキュベリマチ。

あー、ワォ!



まず最初に・・・、ふう。

この喜びに対する感謝を、愛する家族と友人たちに。



ママ、やったよ!




そして、母国日本のファンの皆さんに。

アイラビュソマッチ。

さらに、自由の国アメリカに!

ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴザイマシタ〜!




一介のウェブログライターだった僕が、

こうして脚本賞を受賞して、

今このアワードの舞台に立っているということ・・・




事実はペーパーバックよりミラコーだ。



オスカーは、思っていたより、ヘヴィで、



・・・モアイに似てる(笑)。




今回の受賞は、優秀な監督と、


言わせてくれ、


『この映画で人気俳優から名優に生まれ変わった』








ディカプリオの主演なくしては、







あり得なかった。


レオ、このオスカーの半分は君のものだ。





夢は、どんなに小さいものにも宿る。




この映画を見た、多くの人びとに、


それが伝わったら、


それ以上の喜びはない。




最後に、


むかし、僕のブログを



最初に紹介してくれた



ロッキン・シングル・オウ・7に、


心からの感謝を。





エビバリ・・・





































”The King & His Minister”

をよろしく!!



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posted by 何丸 at 18:58| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

「兄と妹」

妹「お兄様、お兄様はダジャレ団に操られているだけ。目をさまして!」

兄「目をさませだと?アラー、ムりだわ」

妹「ダジャレでモテた人なんかいないのよ!結果を焦らないで!」
兄「急いては事をしとん汁か?詭弁だ!能ある鷹は爪を隠して尻隠さず」

妹「昔の真面目だったお兄様はどこへ行ってしまったの?」

兄「妹よ、俺は気付いたんだ。ダジャレは、最高のエンターテイメントだ。俺が初めて『コンディショナーの使い方はこんでぃしょーな?』と言った瞬間、笑いの神が降りたんだ」

妹「お兄様、それはシラケの神よ!」

兄「妹よ、お前の知っている兄はもうこの世にはいないのだ。このよーに」

妹「わかりました。では今生のお別れに、最高のダジャレをお聞かせください」

兄「いいだろう。兄は嬉しいぞ。

『平林が修羅場やし…』





妹「やっぱり、お戻りになって!」
posted by 何丸 at 01:03| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

「金九先生2」

金九先生「はい、ちゅうもーく!このクラスで、給食費が盗まれました」

加藤「今は銀行引き落としだろが」

金九先生「はい、ここに浅はかな人を見つけました。あさはか見附」

加藤「赤坂見附だろ」
金九先生「これから犯人探しをしまーす」

加藤「それでも教師かよ」

金九先生「はい全員目をつぶったつぶった!では、給食費を盗んだ加藤は手を挙げてください」

加藤「なんで俺なんだよ。とってねえよ」

金九先生「この○○ちんが!」

加藤「ふつうにバカちんって言えよ」

金九先生「では、やった人は目を開けて下さい」

加藤「俺は目を開けねえぜ!」

金九先生「では皆さん、加藤くんの誕生日を祝って。♪はぴばすでつーゆ〜」

加藤「みんな…」






金九先生「はい、目を開けました」
posted by 何丸 at 21:27| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

「ダニー&ジョージ」(作品296)

ダニエル「ハイ、俺はダニエル。コールミー、ダニー」



ジョージ「俺はジョージ。非常時のジョージ。ここらじゃちょっとした顔だ。よろしくダニー」



ダニエル「今度の卒業パーティにターニャを誘いたいんだけど、手伝ってくれるかい、相棒?」



ジョージ「OK。がってんだ、ダニー。チープな御用だ。ターニャのハートは君のものだ」



ダニエル「サンキュベリマチ、ジョージ。じつには、ターニャは今クオーターバックのリックとしっぽりいい仲なのさ」



ジョージ「ワット?あのガールこましのリックかい?こりゃあ先が思い遣られるてーもんだ」



ダニエル「そこを一計を案じて、ターニャを手に入れようてインチ法よ」



ジョージ「おまいさんもイーブルだねえ。よしきた、ここまでくりゃあ乗りかかったボートよ。ラージサイズのシップに乗ったフィーリングでいな」



ダニエル「恩に着るぜ。こりゃあお釈迦様のナビゲートにちげえねえ」



ジョージ「ちげえねえ。おっと、ルーモアをすればなんとやら、当のリックのおでましだ」



ダニエル「相棒、ここは一旦引き上げようぜ。俺はあいつに目をつけられてる。あ、目が合った」



ジョージ「OK、ダニー。サーティーシックス(36)ウェイ、ラナウェイにしかず、だ」



ダニエル「ジョージ、三途リバー(スティクス)を渡るときはトゥギャザーだぜ」




ジョージ「あたぼうよ(オフ・コース)」
posted by 何丸 at 09:42| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

「ラビに相談」(作品295)

青年「ラビ、私はなぜかしなければならないと思うことができません」


ラビ「青年よ、お前がしなくてはならないこととは何だ?」



青年「勉強してレポートを提出して試験に合格してバイトで稼いで就活して合コンして追いコンの幹事して母の誕生日に高い鍋を買ってやることです」



ラビ「あれか?オレンジとか赤のやつか?」



青年「そうです。名前が思い出せません。あれを持ってる主婦は、大抵、速攻で沸騰する外国製の電気ポットを持っています」



ラビ「あ、あれか。テ、ティ、えっと何だっけ?」



青年「ティファール?」



ラビ「そうそう。くだんの鍋にティファールを持っているということは、当然好きな言葉は…」



青年「『オール電化』と『エコキュート』ですwww」



ラビ「やはりな。ところで相談とは?」



青年「やりたいこてができないのです」



ラビ「今『やりたいこて』と言うたな」



青年「ははは。いいまつがえますた。なんだこのふいんきは」



ラビ「ところで何だったかの?」



青年「やりたいことができないのです」



ラビ「東京マラソン、トイレが長蛇の列でな。マラソンもトイレもできぬ二重苦じゃ」



青年「そうそう、知人が完走しましてね…」



















ラビ「青年よ、そのようにすぐ脱線せぬことじゃ」


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posted by 何丸 at 10:05| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

「インタビュー・ウィズ・バンパイヤ」

フランくん「ねえキューちゃん」



キューちゃん「キューちゃん、言うな。吸血鬼だからっつって」



フランくん「血って、おいしい?」



キューちゃん「よく聞かれんだよ。うんざり。うまいかまずいかじゃないの。生命維持のためなの!」



フランくん「毎日赤汁だね」



キューちゃん「あれか、キューサイにかけてんのか。うちらはそれしか食えないわけよ」



フランくん「コアラみたいね」



キューちゃん「コウモリでいいだろ、コウモリで。わざわざ可愛いやつに喩えるな」



フランくん「やっぱさ、気に障る言葉ってあるでしょ」



キューちゃん「まあな」



フランくん「 『血も涙もない!』とか」



キューちゃん「ま、まあな」



フランくん「 『血塗られた過去』とか食欲そそられる?」



キューちゃん「そそられねえよ。食いしん坊か、俺は」



フランくん「 『血みどろ』『あぶり豚トロ』みたいかな、なんて」



キューちゃん「バカにしてんだろ」



フランくん「そんなことないよ。でもさ、こないだ三択クイズでさ、ABCから選ぶやつさ…」



キューちゃん「言うな!」
















フランくん
 「O(オウ)、だって」



キューちゃん「バカにしてる」


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posted by 何丸 at 09:56| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

キットソーニ

私はもともとナルシスティックなところがあり、

マッチのように目を細めて髪をかきあげたり、

髪を指に巻き付けたり、

小指で耳の穴をほじったりするのですが、



ブログのほうも然りで、専ら

『読むコント「何丸」』さんてテラワロス!

などと悦にいっております。



そんな私の慧眼にかなうブログというものはさして無いもので、

私が習慣的に見ているブログといえば、




あなたのブログくらいでさ、へっへっへ。




というわけですが、

私の不動のお気に入りナンバーワンといえば、


「三巡目満貫」

なのでした。



更新が週一になろうと、

「明日から毎日更新!しいゆつまろ!」

と言ったきり反古にしても、



それでもトイレの回数くらいアクセスし、

コスモスの花弁の数を数えたものです。



それがどうでしょう。



ないんですよ。




ないの。




削除されているのです。





「なんだー、けびちゃんFC2かよー。予告しろよー」



と見てみても、無し。



「アメブロかよー、コンビニ貴族とおそろかよー」



と探しても、無し。



「えっSeeSaa?いやいや、わかっとるわかっとる!」



と検索しても、無い。




きっと何かの操作ミスか何かでしょう。



そうです。



イタリア語で言うと



キットソーニ


違いない。



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posted by 何丸 at 20:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バレンタインフェア4「おうさまだいじん 〜王様バレンタイン〜」作品293)

王様「ねえ、だいじーん」



大臣「はい、なんでしょう、王様」



王様「あのさあ、今日さ、大臣の娘からさ、チョコもらったんだけどさぁ」



大臣「!あのバカ娘がっ!おそれおおいことを!」



王様「ついてたメッセージカードの答えはねえ、『好きです。自分だけのものにしたい』だって言っておいて」



大臣「はっはっは。そんな思わせぶりな前フリなんぞにひっかかる私ではございません」



王様「本気で娘さんを城に迎えるつもりなんだけどな」



大臣「はっはっは。うそだねー。はい、ドッキリ〜!うそだねーうそうそ」



王様「実は、他人じゃないんだ…わかって欲しい、大臣」



大臣「…初めて伝い歩きをしたときのことを覚えてます。誇らしげに笑って、テーブルの足にぶつかって泣いたっけ…」



王様「親子だね、大臣〜」



大臣「…初めて門限破ったとき、二時間説教したっけ。私が風邪をひくといつもお粥を煮て、た、たまご入りのお粥を煮て、お、お父さん、は、はやくよぐらっでっでー!」



王様「だいじょぶだよ大臣。ちゃんと…


















玉子は入ってるよ」



大臣「何の話?」




王様「巨大親子丼の話」 


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posted by 何丸 at 16:05| おうさまだいじん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

バレンタインフェア3「三年目」(作品292)

杏樹「坂井クン、はい」



坂井「いらねえよ。1年のときはカレーのルウだったじゃねえかよ」



杏樹「似てるじゃん。坂井クンもてるから、味で目立とう思って」



坂井「2年のときは納豆二個だぜ。バレンタインのカテゴリですらねえよ」



杏樹「痩せて欲しくてさ」



坂井「あるあるやってねえよ、そんときは」



杏樹「今年は卒業だから、これで最後だよ」



坂井「しょうがねえな、今年はなんだよ。どれ。全くしょうが…ショウガ?はあっ〜?」



杏樹「健康になって欲しいからさ」



坂井「ショウガ、朝鮮人参、ウコン、ここまでは分かるよ。ゴボウは何だよ?」



杏樹「…根、だよ」



坂井「ね?わけわかんねえよ。カレーに納豆に根かよ。健康オタクかお前は。



まったくよ、



カレーに納豆、根、だとよ。











カレーに納豆・根?




かれーになっとうね?






彼になってね…」




杏樹「3年かかっちゃった」



坂井「がわいいー!ガリガリッ」



杏樹「えへ。ゴボウ、生だよ。ぐすん」


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posted by 何丸 at 09:37| 二中物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

バレンタインフェア2「けんちゃん・しょうちゃんのバレンタイン」(作品291)

けんちゃん「しょうちゃん、ぼくね、あずみちゃんからチョコもらう約束したんだ」



しょうちゃん「ぼくも」



けんちゃん「えっ?しょうちゃんもあずちゃんからチョコもらうの?」



しょうちゃん「ううん。ぼくも…」



けんちゃん「いらない!しょうちゃんのチョコはいらない!」



しょうちゃん「ぼくもあずみちゃんと約束した」



けんちゃん「さっき『ううん』って言ったよ」



しょうちゃん「ぼくのチョコを、けんちゃんにあげてって」



けんちゃん「いらない!ぼくはあずみちゃんからもらいたいんだ」
しょうちゃん「あずみちゃんのだよ」



けんちゃん「しょうちゃんのチョコをあずちゃんに渡すんだろ!」



しょうちゃん「ちがうよ。あずみちゃんがぼくにチョコあねるっていうから、『けんちゃんがあずみちゃん好きだから、そのぼくのやつを…」



けんちゃん「もういい!わかった。こんなことなら、大きくなんかなりたくなかったよー!うぇーん」



しょうちゃん「おめんね。さらちゃんにたのんであげりゅよ」



















けんちゃん 「ラキー!!!!」

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posted by 何丸 at 21:59| けんちゃん・しょうちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

バレンタインフェア1「チョコ解禁論争」(作品290)

委員長「では、A組ではバレンタインのチョコ解禁、ということでよろしいでしょうか?」




田中「反対!多数決によるマイノリティの弾圧を許すな!」




委員長「弾圧じゃないでしょう。チョコが貰えない人が出るだけでしょ」




田中「格差社会の到来だ!」




委員長「なるほど。たしかに、成熟した資本主義社会は格差是正のため、余剰利益の再分配の機会を持たなくてはなりません。わかりました。チョコをうけとった男子は、貰えなかった男子にチョコを分けてください」




田中「…。いや、僕はね、チョコというマテリアルが欲しいのではなく、その…」




委員長「あなたは、そこにある歴然たる格差の顕在化を恐れているだけです。自由な社会において、競争は避けて通れない現実です」




田中「し、しかし、我々のような…






男子2名、女子1名の分校のようなところでは…」




委員長「個人的なことですが…、わたくしは、このことが否決された場合に、山を二つ越えて渡しに行かなくてはなりません」











田中「えっ、中原君ちは役場の近くだよ」










委員長「中原くん?なぜそう決めつけるんですか?」














田中「えー、自由主義社会においては、表現の自由は守られるべきものです。いいでしょう!賛成です」



中原「おまいらなー」


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posted by 何丸 at 11:03| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

「ええじゃないか」

人の理性の力が腕力とするならば、

エモーション(情動)の力というものは

脚力以上もあるという。



げに人の心というものは

我が身なれど考えに任せぬもの。


ことメランコリーに親和な人物は、

ついつい物事を悲観的に捉えがちで、

気付いた頃にはしばしば

スパイラルな憂鬱に嵌ってゆく。



当人でさえ抗えない

悪化するばかりの気分に対し、

いったい他人の僕に何ができよう?



アドバイスに何の意味がある?



いくつものシミュレーションを繰り返し、

ダブルバインドに陥っている事実を明白に知りながら、

尚も気分のゆくがまま、

たゆとう波に身を任せる人に何ができよう。



彼等ときたら、

決まって底を見にゆくのだ。





底無しかもしれないのに。





諦めが悪く、極端で、

貪欲で、無気力で、

露骨な愛情を欲し、

憎悪と共にあり、

誰と過ごそうとも常に孤独で、



悲しいほど寂しい人。





何もかも壊してしまいそうな人。







そんな人に僕はいったい、何ができるだろう。







僕が言えることは、ただ一つだけだ。





僕はあなたの欲しいものは何もあげられないよ。






ただ、





















君が死んだりしないように祈るよ。




友人「高木も乗れよ、




『ええじゃないか』」
posted by 何丸 at 21:57| 男子高生高木伝説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

「コブトーリじいさん」(作品287)

チェーラ、ウーナボルタ・・・

むかしむかし、

イタリアのアルトコローニという村に、

コブトーリじいさんが住んでいました。



コブトーリじいさんが、山で白トリュフをとっていると、

いつの間にか、あたりは暗くなってきました。



「いかんいかん、そろそろ家に帰らなくては」



そう思ったコブトーリじいさんが、引き返そうとすると、

♪帰れなーい、帰れなーい、あったかいわが家がありません♪

という歌がきこえてきました。


デーモネ(鬼)です。



コブトーリじいさんが身をかくすために木にのぼると、

デーモネたちは、その木の下で

マデーラを飲みながら宴会をはじめました。



お酒がまわってくると、デーモネたちは

「ダンツァ!ダンツァ!」と踊り出しました。



あまりに楽しそうに踊っていたので、

つい、コブトーリじいさんも、踊り出したくなり、

いつの間にか木をおりて、いっしょに踊ってしまいました。



すると、デーモネたちは、口々に


「ウン・ビリエット・ア・ローマ・アンダータ・エ・リトルノ!」


「オッディーオ!ミアンノルバート イルポルタフォッリォ!」


などとはやしたて、大喜びです。



デーモネたちは、楽しかった時間のお礼として、

コブトーリじいさんに何かプレゼンテをあげることにしました。


「ヴェラメンテ!?」


じいさんは、たいそう喜び、

こう言いました。



「バスタ・グラーツィエ。

スタンミ・ベーネ!」



デーモネたちは、笑って帰りました。



それを聞いた、となりの欲張りなイッジワルーナじいさんは、

自分も何かプレゼンテをもらおうと、

木の上にのぼってデーモネたちを待ちました。



デーモネたちがやってきて、宴会をすると、

イッジワルーナじいさんもおりてきて、いっしょに踊りました。



でも、イッジワルーナじいさんは、踊りがとても・・・



なんというか・・・



見ていると・・・



めちゃくちゃ・・・
















うまかったので、

やっぱり、プレゼンテをくれるとデーモネたちが言いました。



イッジワルーナじいさんは、

こう言いました。












「バスタ、グラーツィエ(もう十分です。ありがとう)

スタンミ・ベーネ(お元気で)」




メデターレ・メデターレ


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posted by 何丸 at 17:02| 新おとぎ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

「おうさまだいじん 〜レゲエナイト〜」

王様「ねえ、だいじ〜ん」


大臣「はい、なんでしょう、王様」


王様「あのさ、クラブに行きたいんだけど」

大臣「カニのことかしら?」


王様「踊るとこ。女の人がいて、黒人が偉いとこ。むかしディスコて言ったよ」


大臣「ジャスコ?」


王様「そうそう。ダンサブルなやつをフロアで踊るんだ」


大臣「段差のあるフロアで」


王様「そうそう」


大臣「押さえておきます」


王様「王様の身分を隠し、レゲエナイトだ。」


大臣「王様隠し芸ナイト?」

















王様「そうそう!」
posted by 何丸 at 22:10| おうさまだいじん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

「戦慄の告白」

「もうすぐ卒業だね」


「うん。」


「…わたしね、好きな人、いたんだ」


「そっか」


「驚かないの?」


「噂、なんとなくあったし」


「ゆうだな、言ったのわ。じゃ、好きな人の名前、聞いちゃってた?」


「ん?いや、聞いてない」


「うそ。うそだ。知ってて無視してたんだ。なんだ、そうか。なんだ。なんだ。あたしバカみたいじゃん。もう、泣くしかないじゃん!」


「落ち着けよ。ほんとに知らなかったよ。そうか、お前の好きな人って、俺だったのか…」


「嫌いだよ。もう、とっくに嫌いだった。何も気がついてくれないし。いつも帰りに一緒になるの苦労したよ。そのたびに事件起こして」


「じゃ、家庭科室のボヤ騒ぎ事件は…」


「そだよ。」


「じゃ、理科室の壁にべっとりと残っていたどす黒い血のようなメッセージは…」


「そ。」


「じゃ、ま、まさか、転校したはずの千代子が冷凍されたという噂は…」


「ははは。そ。」


「じゃ、たぴ岡が意識を失う前に言い残した『大きな悪魔の兆候』っていうのは…」


「…さあ?


し〜


すう


せー











そ。」


「ぶぎゃ〜!」




ドタン



グサっ



グリュグリュ



ぶわっ!



しゅばばばーっ












「はあはあはあ。




案外かんたんだったな。




へへへへ。



ひえっへっへ。















・・・チョコづくり」


「でけえよ、これ」


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posted by 何丸 at 21:45| 単発コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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