2006年02月10日

「地獄行 4」(作品68)

いつも応援ありがとうございます。

今日は何位でしょうか?




オニ  「おかえり」





男   「ちくそー。俺は、いつまでもこんなところにいていい人間じゃないんだ」





オニ  「ぴったりだよ」





男   「くそくそっ。はだか見たくせに」





オニ  「おまえ、食べにくいから、もう食べない。すげえ暴れんだもん」





男   「じゃ、おれたちは、次ぎのステージへステップアップな」





オニ  「ステップアップは、ないのよ、ここは」





男   「人間パーンチ!向上心だ、向上心!」





オニ  「いてえ。向上しないんだよ。そういうとこなの、ここは」





男   「いくら親友でも、言っていいことがあるぞ」





オニ  「親友じゃないよ」





男   「まあ、まだ、ただの友だちだよな。焦ってごめんな」





オニ  「ただの友だちでもない」





男   「恋人かよ。はだか見たからっていい気になるな。ところでな」





オニ  「なんだよ」





男   「俺たちの脱走計画を話す





オニ  「俺は、ここが職場なのよ」





男   「地獄のような職場にいたって、いつまでも閻魔の下だぞ」





オニ  「上には行けねえよ」





男   「人間パーンチ!自由と博愛と平等だ。フリーダム・アンド・ラブ・アンド・ピース」





オニ  「平等、入ってなかったぞ」





男   「まず、おまえが、キャスト専用の通路を使って、俺を天国に連れていく」





オニ  「天国につながってないよ」





男   「ランドとシーみたいなもんか?」





オニ  「知るか。天国とつながってるわけないだろ」





男   「じゃあ、しかたない。おれを生きかえさせろ」





オニ  「さっき、火葬になってたぞ、おまえ」





男   「なにー!ちくそー。じゃあ、えっとー、そうだ、赤ちゃんだ」





オニ  「なに?赤ちゃん?」





男   「赤ちゃんでどこかに生まれたい」





オニ  「それならできるかもな」





男   「よし、それだ。友よ。野中ともよ、なんつって」





オニ  「よし、このドアをまっすぐすすんで、あー行ってこう行って・・・」





男   「さらばだ。はだかを見たのはゆるそう」





オニ  「・・・また会おう」




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つけたし
posted by 何丸 at 07:44| 地獄行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「地獄行 3」(作品67)

いつも応援ありがとうございます。

今日は何位でしょうか?



男   「ちくそー。どっかのおじいちゃんといっしょに食べやがって」





閻魔さま「また、おまえか」





男   「おれ、いいことした」





閻魔さま「何を言っておる。さっそくオニに食われおって」





男   「ハラペコのオニに食われてやったんだ」





閻魔さま「善行は人間にしか有効でないのだ」





男   「くらっ。ハダカにまでなったのに」





閻魔さま「残念だったな。また最下層に さっさと行け」





男   「もし助けてくれたら、オレは一生うそつかない!」





閻魔さま「1万1回。はい、次の方」





男   「そ、そうだ!おい、閻魔!おれを地獄に行かせると大変だぞ!」





閻魔さま「そんなことはない。おまえにぴったりだ」





男   「ふっふっふ。かつて、こんなことを考えついた男が他にいただろうか?英語で言うと、フー・イズ・・・、フー・ワズ・、ホエア?」





閻魔さま「なんだ」





男   「俺はな、地獄で宗教をはじめる。地獄教だ





閻魔さま「また、やっかいなヤツだな」





男   「今なら、一番弟子にするぞ。パウロだ」





閻魔さま「ばかもん!宗教は禁止だ」





男   「なんじをゆるそう。なんじが右を差し出せば左ジャブを打つ」





閻魔さま「えーい。お前のようなヤツは、地獄には・・・」





男   「!!!!!地獄には?」





閻魔さま「ぴったり



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つけたし
posted by 何丸 at 07:22| 地獄行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月09日

「地獄行 2」(作品66)

いつも応援ありがとうございます。

今日は何位でしょうか?


男  「ちくそー。地獄の最下層か。TSUTAYAあるかな」





オニ 「おい、おまえはもう二度と はいあがれない世界にきたのだ」





男  「おまえは、はいあがれるのか?」





オニ 「・・・おれのことはいいよ。ほっといて」





男  「さては、おまえも はいあがれないな」





オニ 「ば、ばかこくな。お、おれは別だよ」





男  「じゃあ、あれか、じズニーランドでいうキャストか、おまえは」





オニ 「んー、まあ、そんなもんだ」





男  「食堂とか、見えないようになってんだ?」





オニ 「おれたちは、人間を食うんだ」





男  「人間はおかず?それともご飯のほう?」





オニ 「おかず?ご飯?そうだなあ。ご飯かな」





男  「かあーっ、最悪だな。せめておかずにしとけよ。あのな、主食は炭水化物にしろ」





オニ 「うるさい!おまえを食うぞ」





男  「あれか?食われたら、おれは今度はどこに行くんだ?」





オニ 「オレの腹で消化されるのだ」





男  「死ぬ?」





オニ 「まあな」





男  「そうか!そんでまた、閻魔のところに出る、と」





オニ 「まあな」





男  「よし、食っていいぞ。ただし、あんまし噛むな。あと、手足から食うな」





オニ 「注文がうるさいなあ」





男  「あと、コークで流し込むな」





オニ 「コークは、ない」





男  「ここもペプシかよ。ま、いいや、はやくしろ。あ、なに、服脱がすの?やだん。あっ。ひどい」





オニ 「食うぞ」





男  「まて。食う前にひとつだけ言ってもらいたいことがある」





オニ 「なんだ?」





男  「ふつう『いただきます』だろう、そこは!」



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つけたし
posted by 何丸 at 07:11| 地獄行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

「地獄行 1」(作品65)

いつも応援ありがとうございます。

今日は何位でしょうか?






男   「ここはどこですか?おじさんは誰?」





閻魔さま「地獄の入口だ。わたしは閻魔大王だ」





男   「やだなあ。ぼくはこう見えてもキリスト教徒ですよ。管轄外でしょ」





閻魔さま「アジア人は原則私が担当だ」





男   「やれやれ。で?」





閻魔さま「お前は、生きている間に9999の嘘をついたな」





男   「ついてません」





閻魔さま「今ので1万ね。はい、地獄行き決定」





男   「ちょ、ちょ、ちょっ、待てよ!って、キムタク風





閻魔さま「・・・最下層行き」





男   「待て。そんなのは公正な裁判とは言えないぞ」





閻魔さま「裁判ではない。私が決めるのだ」





男   「くそう、こうなったら」





閻魔さま「こうなったら?」





男   「デビ〜ル!」





閻魔さま「何?」





男   「デビルマンに変身した」





閻魔さま「そのままじゃないか」





男   「これでおれは悪魔の心を手に入れた!」





閻魔さま「よけい、地獄行きだな」





男   「地獄がなんぼのもんじゃ。このデビルマンが、地獄を支配してやる」





閻魔さま「どうやって?」





男   「とりあえず」





閻魔さま「とりあえず?」





男   「コンサートだ」





閻魔さま「もう、つかれたから、次!」





男   「ま、待て!さ、さいごに一つだけきかせくれ。一生のお願い!」





閻魔さま「なんだ」





男   「おいおい、そこは『一生は終わっとる』だろう」





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つけたし
posted by 何丸 at 07:46| 地獄行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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