2007年02月26日

「アカデミー賞」(作品300!!)

何 丸

「ターンキュ。タンキュベリマチ。

あー、ワォ!



まず最初に・・・、ふう。

この喜びに対する感謝を、愛する家族と友人たちに。



ママ、やったよ!




そして、母国日本のファンの皆さんに。

アイラビュソマッチ。

さらに、自由の国アメリカに!

ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴザイマシタ〜!




一介のウェブログライターだった僕が、

こうして脚本賞を受賞して、

今このアワードの舞台に立っているということ・・・




事実はペーパーバックよりミラコーだ。



オスカーは、思っていたより、ヘヴィで、



・・・モアイに似てる(笑)。




今回の受賞は、優秀な監督と、


言わせてくれ、


『この映画で人気俳優から名優に生まれ変わった』








ディカプリオの主演なくしては、







あり得なかった。


レオ、このオスカーの半分は君のものだ。





夢は、どんなに小さいものにも宿る。




この映画を見た、多くの人びとに、


それが伝わったら、


それ以上の喜びはない。




最後に、


むかし、僕のブログを



最初に紹介してくれた



ロッキン・シングル・オウ・7に、


心からの感謝を。





エビバリ・・・





































”The King & His Minister”

をよろしく!!



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posted by 何丸 at 18:58| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

「遺言」(作品255)

よしお、母さんじゃないほうの父さんだ。

じつには、あ、じつにはと書いてしまった。

じつは、驚きのあまりびっくりするかもしれないが、

父さんは・・・あまり長くない。







今日、病院へ行って身体測定をしたら、

医者から告知されてしまった。

最近の医学の進歩には、おノロケばかりだ。




そこで、私の正統なる後継者であり、

三男であり、

私が五番か六番目に愛した家族であるお前だけに、

こうして遺言を書いている。



もしかして、

文におかしなところがあるかもしれないが

コピペしたせいだ。

私の気持ちは、

受け取れたはずだ、たけし。

長男のお前だけが生き甲斐だったよ。


さて、よしお。

お前には、まず、父さん、車をあげよう。

平成元年式トヨタクラウンロイヤルサルーンG、

V8・4000CC改、ローダウン・BBSホイールだ。

いきなりクラウンだ。

毎月5日には、クラウンに乗ってくれ。

「いつかはクラウン」

はっはっは。

形見だと思って大切に

一生乗って欲しい。

車検は毎年だ。





それから、写真集コレクションだが、

MEGUMI、サトエリなどイエローキャブシリーズと

西川峰子はお前にやるから、

アグネス・ラムは棺に入れて欲しい。





最後に、父としての役割を、

8割くらいしか果たせなかったことを

謝りたい。




これから先、

もしも行きづまったときは、

このことを思い出して欲しい。













人生に大切なことは、

たいていR25に書いてある。





アディオス。


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posted by 何丸 at 10:46| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

「養老の滝」(作品240)

狭隘な谷の向こうにそれはあった。

鼻腔から脳髄に沁みてゆく

濃密な酒精の芳香は

そこが人界のものではないことを

悟るに十分だった。




治助は羊歯を掻き分け、

苔生した岩に這い蹲って

滝壺の水を黒焼きの竹筒に汲んだ。

先々代が領主より下賜されたと聞く

朱塗りの猪口にとろとろと注ぎ

ためすつがめす様子をうかがい、

ようやく鼻を寄せれば、

吟醸の凛とした香りは、

治助の上唇を自然と猪口の端に

誘い込んでいた。




気がつけば、治助は4度

滝の「それ」を汲み、というよりは酌み、

喉を「それ」が通る度に

天女に抱き攫われる幻想に浸った。




「おとっつあん、これさ呑んだら、

病さ癒えるどころか、若返っちまうべ」

治助は安堵した。




粋の者を気取って博打で身上を潰し、

一切合切を売り払って身を窶し

挙句の果ての父の大病である。

治助にとって、

これは孝行ではなく、贖罪以外の何ものでもなかった。




治助は、持参の竹筒と瓢箪とにそれをつめると、

家路を急いだ。

途中、峠の茶屋で一服しようと荷をおろしたところ、

奥から曰くありげな面相の一行の中央から

身奇麗な浪人風情が口元をひきつらせながら

「よお、治助でねえが、その大層なお荷物は何だ?」

と尋ねてきた。

まずい。

イカサマ賭博で十両を巻き上げたことのある、

上士の次男坊とその取り巻きである。

「治助、ここで会ったが百年目。

いつぞやの賭場での落とし前、つけてもらおうかなし」


「ここで事を構えれば、やっかいだが、

荷物があっては、この人数、逃げきれねえ。

ここは、やるしかあんめえ」

治助は覚悟を決めた。

茶屋の外では、見物人がわらわらと集まっている。

治助は言った。

「おめえら、おらとそんなにやりたいがか。

よし、おらあやるぞ。ああ、おらあやる。


































よろこんで!」



・・・これが「やる気茶屋」の縁起になっております。


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posted by 何丸 at 01:03| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月23日

「幻のバンド」(作品191)

何丸語録

…チョロい奴とは、TSUTAYAの旧作半額につられて行ったものの、新作の「LOST」をシリーズで借りて帰る奴…




                「幻のバンド」

中学一年の頃、ぼくらの夢は、一年の分際で文化祭のライブにエントリーすることだった。

なに?「女の子にモテたいからだろう」だって?おいっ、表へ出ろ!





そして飲みあかそう。





掃除の時間、ぼくらは階段をずんずん上がったどんずまりの、GTOの先生が住んでるあたりで、ホウキをギターに見立てて練習に励んでいた。



「おい、チューニング時間かかりすぎだぜ。最初Gからな。いくぜ、ワン、ツー…」




ぼくらはちゃんと、勉強していた。ギターのコードとは、エレキギターと電源をつなぐやつだけかと思いきや、GセブンだのCマイナーだのジム・キャリーだの色々あり、それはMYOJYOの歌集の歌詞の上のほうに書いてある携帯電話の記号みたいなやつであることを。





ぼくらはパートを決めていた。紹介しよう。



ドラムス、今橋!裏返したバケツが3つ!


ベース、久保!先生用、柄の長いホウキ!


リードギター、太田!用具入れの床に置いて先が三日月型になったストラトキャスター!

そしてセクスィーボイス、モップのマイクスタンド、何丸!



ぼくらの予定はこうだ。まず、文化祭の体育館で失神と失禁の女子を一名ずつ出し、20代でデビュー。紅白出場で絶頂を極めるも、方向性の違いから七枚目のアルバムをもって解散…




そんなぼくらだったから、掃除の時間に掃除ができないほど練習した。ブレーンストーミングでバンド名を240もリストアップした。ぼくらは日本の音楽シーンに新風と埃を送りこむべく、鉄の結束を守っていた。



しかし、二学期になって、悲劇は突然襲ってきた。






























































































全員、トイレ掃除になった。


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posted by 何丸 at 00:51| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

「頬の傷」(作品74)

いつも応援ありがとうございます。

今日は何位でしょうか?





えっ?この頬の傷かい?





ま、ちょっとワケありなんだが、聞いてくれるかい?





前に、三田のあたりをブラブラしてたわけよ。





そしたら、急にグラグラグラッって地面が揺れたかと思うと、





アイツが、オレの方に向かってゴゴゴゴゴって、倒れてきたんよ。





アイツ?東京タワーに決まってんだろ。





オレ、これじゃ下敷きになっちまうってんで、





いっそいで走って逃げたわけよ。





でも、どんどん大きく倒れてきてさ、





そんでオレ、どんだけ逃げられたかと思って、振り返ったんよ。





そしたら、東京タワーが目の前いっぱいに「ドシーン」って倒れてさ、





で、そんとき、先端がオレの頬をかすったってわけ。





危機一髪だよな。


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つけたし
posted by 何丸 at 11:14| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月11日

「地球日誌」(作品33)

ンジウュチウ286479年5月10日、地球に来てから、地球年でちょうど3年たった。

はじめて来たころは、地球全体がおそろしいほどに警戒してたいへんだったが、今ではすっかり、われわれンジウ人になれてしまっている。

きょうもデンシャ(原始的な電気による交通移動手段。箱型で、中にイスが並んでいる。なお、イシカズム装置はついていない)にのっていたら、「あれ?もしかしてンジウ人?デンシャとか乗るの?ねえ、ビームもってる?ビーム?」となれなれしく話しかけられた。

なぜか、地球人は、われわれの目が大きく、銀色の服を着て、光線銃をもっていると信じている。今でもおぼえている。われわれがヘッドギアをとったときの彼らの言葉「目、ちっせー!」。余計なおせわだ。

デンシャで私は仕事先にむかった。

私の今日の仕事は、「宇宙バーガー」の宣伝だ。

なにしろ、われわれは、地球で生活するためにカネ(私たちの星でいうところのエネマ)をかせがなくてはならない。

わたしは、ハンバーガーという、地球人の加工を繰り返した食物を手にもって「宇宙バーガーで、君も宇宙がバーガーさ」というわけわからないことを87回も言わされたのである。

これは、前回の「宇宙ふりかけ」よりずっとつかれた。宇宙は広いのに、なぜ私が出るだけで宇宙宇宙とさわぐのかよくわからない。

帰りに私はお腹がすいたので、食事をとることにした。

地球ではワカノンカミは、比較的簡単に手に入る。

おかげで食べるものには、ほとんどこまらない。

私は、地球では、ダンボールとよばれる植物繊維を加工したもので家をつくっている。

あまり本星とかわらない生活だ。

しかし、地球人は、生活が豊かになると、大きな家にすみたがり、公害を出すクルマ(なんと石油機関を未だに使っている移動交通手段)、それも公害をたくさん出すクルマに乗ることが夢らしい。

地球人は、地球をこわすほど偉いらしい。

地球で私は、ニホンというクニ(地域に住んでいる人間ごとにわけ、なぜかそれぞれのクニで競争をしている)に住んでいるが、いちばん大きな疑問は、自分の名前だ。

わたしは、なぜか「レムルス」という名前で呼ばれている。

私のほんとうの名前とかなり近い発音の名前の人間もいるのに、である。

私の名前・・・・・











「スヅキミノール」。


いい名前だと思うのだが。

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何丸より
posted by 何丸 at 00:38| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月24日

作品4 「声のメッセージ・父さんから」

あーあ、テステス・・・
あれ?録音できてる?
あーあー、

・・・まさお、母さんじゃないほうの父さんだ。
じつはな、父さん、おまえの父さんをやめることにしました。
父さんは、今日をもって、母さんになります。
というわけで、まさおの家は
「ダブル母さん」体制になりますので、よろしく。

という冗談はさておき、
きのう、かわいい女の子がお前をたずねてきました。
ちゃんとおまえの部屋に通してお茶を出しておいたぞ。
そうだ、ベッドの下にえっちな本があったぞ。
父さん、ちゃんと本棚に入れておいてやったからな。

そうそう、彼女の話では、お前から告白されたときは、
とつぜんすぎて断ったけど、やっぱり・・・

いや、余計な話だったな。
父さんはいつも話がわき道にそれてしまう。
おいしいゼリーをいただいたぞ。
中でも「福島白鳳桃100%ゼリー」は、
毎日でも食べ飽きない味でした。
お前は、しばらく田舎へは帰ってこないだろうと言ったら、
なぜかうっすらと・・・

いやいや、余計な話だったな。
「沖縄ゴーヤ100%ゼリー」が残ったので送ります。

東京のくらしは、どうですか。
父さんも若いころは、よく東京にでかけました。
まあ、東京タワーは庭みたいなものです。
今でもファッションセンスは負けないつもりです。
田舎では「東京太郎」と言われていたくらいです。
まさおが、田舎者だからといって、ばかにされないよう、
父さんが昔着ていた黄色いスーツも送ります。

ところで、母さんは、おまえがいなくなって、
まるで人がかわったように、名前まで変わってしまい・・・

あ、ちょっとカヨコさん、これは息子へ送るやつなんですよ。
いや、カヨコさんとは、何だ、まあ、
友だち未満恋人以上という関係だから心配するな。

うんと、あ、こないだ結婚したお前の姉さんですが、
あれ?
そうだそうだ。
結婚式、どうしてお前こなかったんだ!
父さんは怒ってたんだぞ、ずっと。
いくら誰も教えなかったとはいえ、
実の姉の結婚式にも出ないとは、
あんまりにも情けない。
いいか、人のせいにするまえに、
腰に手をあてて、よーく考えてみなさい。

で、えーと、誰の話だったかな。
このとこ物忘れがはげしくて、
先月の夕食のこんだても思い出せなくなってしまった。

えー、あ、そうそう。九官鳥のピーちゃんだが、
みんな「ピー」が効果音だということを知らなくてな。
イントネーションは、「ピーちゃん」じゃなくて
「ピ━ ちゃん」なのにな。

そのピーちゃんなんだが、
このまえ親戚の集まりがあったときな、
バードウオッチングが好きなハナエおばちゃんが、
「この鳥、真っ黒で、九官鳥じゃなくて ピ━ じゃないの?」
なんてきいてきてな。
まったく、イヤな人だよ、あの人は。

えー、どこまで話たっけ?
そうそう。
父さん、今メールにはまちゃっててなあ。
じつは、父さんに会いたいっていうメールがたーくさん来るんだよ。
会ってくれたらお金をくれるっていう人がたくさんいてな。
そんなわけで、父さんが今度東京に行ったときは泊めてください。。
カヨコさんにはナイショだぞ。

じゃあ、まさお、世界で4番目くらいに愛しているよ。
あー、終わりのボタンは・・・

・・・・・・・・ブチっ


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何丸より
posted by 何丸 at 01:16| 独演系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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