2007年06月08日

ワル自慢

リュウジ「タカさあ、お前っていつからワルかった?」


タカ「覚えてねえけど小学5年くらいかな」

リュウジ「俺は4年から」


タカ「あ、俺も4年だわ。計算違ってた」


リュウジ「お前、ケンカとかしてたのか?」

タカ「ああ。毎週ケンカよ。俺の右ストレートは見えねえって作文に書かれた」


リュウジ「そか。俺は学年シメてたから、ケンカなんて滅多にできねくてよ」


タカ「そうそう。俺も高学年相手のケンカ。毎週」


リュウジ「女ってさ、いつごろ知った?」


タカ「えっ?俺は…、おっと、今度はお前からだぜ」


リュウジ「俺が教わったのは一年かな」


タカ「じゃ、俺は年長さんだ!」


リュウジ「すげ。俺は中一」


タカ「えっとー、漢字。そ。漢字と思った。俺は小六よ」

リュウジ「しかし、お前も相当なワルだよな」


タカ「ああ」


リュウジ「俺は、レイカと出会って、中三からは真面目になることにしたよ」


タカ「俺も、レイカと出会って真面目になった」


リュウジ「あ?なんだと?もっかい言ってみろ。顔に真面目ってタトゥー入れてやんよ」


タカ「おいおい、真面目勝負、俺の勝ちらしいな」


リュウジ
posted by 何丸 at 21:20| 二中物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

初映画

加瀬「映画、おもしろかったなー。映画っていいな。みんなも映画見るべきだよ」


境「多分、北関東でお前が一番感動してるよ」

加瀬「笑いあり、涙あり、感動ありの感動的な映画だったな」


境「少し日本語おかしいけどな」


加瀬「やっぱり、動物の頭の良さがわかるよ」


加瀬「お前が観たの『ベンジー』だぞ?」


加瀬「境、長生きしたい?」


境「なに、いきなり?」


加瀬「俺はな、長生きなんかしたくねえ。太く細く生きるぜ」


境「そこは短く生きとけよ」


加瀬「俺は、『ベンジー』に男の生き方を学んだ気がする」


境「ええーっ、どこらへんでーっ?」


加瀬「男ってやつはよ、負けるってわかってる勝負でも、義理を果たすため、女を守るために、一目散に戦わなきゃならねえんだ」


境「少し逃げっぼいよ」


加瀬「また、映画、見に行こうぜ!」



境「男どうしでよければな」


加瀬「映画ってーのはよ、男どうしで観るもん、じゃねーの?」



境「違うと思うよ」



加瀬「俺にはそうなんだよ!今度は家で
















『ガンジー』だ」



境「どういうセレクションだよ」
posted by 何丸 at 19:54| 二中物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

「命名」

2年「じゃ、3年生から新入部員にニックネームをつけてもらいます」

3年「田中は、坊主でラップがうまい。まるでKAT‐TUNの田中くんにそっくりだし、芸能人ぽい。従って、そのまんまにする」

田中「やったー」


3年「東国原田中ね」

東国原田中「ダブル苗字…」

3年「浦田は、背筋がまっすぐで言葉遣いが丁寧で執事っぽいから、セバスチャンね」

浦田「ありがとうございます!」

3年「と思ったけど、いい年してチャンは可愛そうだから…」

浦田「セバスさん、じゃないでしょうね?」
3年「あ、今イラっときたから、京成バスチャン、にする」

京成バスチャン「き、雉も鳴かずば…」

3年「池内は、ハンサムでモテモテだから…」

池内「なんなりと、ひどいやつをお願いします」

3年「ほほう。では、イケメンにする」

イケメン「はっ」

東国原田中「あ、いいなあ」

3年「お前は今から『東国原あ、いーな田中』にする。じゃ、あとは2年で勝手につけていいよ。俺忙しいからさ。じゃあな」

2年「あっざーした!」

東国原あ、いーな田中「くそー、3年の…

『ポポンSえっ、そんなー佐藤』さんめ!」
posted by 何丸 at 10:48| 二中物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

バレンタインフェア3「三年目」(作品292)

杏樹「坂井クン、はい」



坂井「いらねえよ。1年のときはカレーのルウだったじゃねえかよ」



杏樹「似てるじゃん。坂井クンもてるから、味で目立とう思って」



坂井「2年のときは納豆二個だぜ。バレンタインのカテゴリですらねえよ」



杏樹「痩せて欲しくてさ」



坂井「あるあるやってねえよ、そんときは」



杏樹「今年は卒業だから、これで最後だよ」



坂井「しょうがねえな、今年はなんだよ。どれ。全くしょうが…ショウガ?はあっ〜?」



杏樹「健康になって欲しいからさ」



坂井「ショウガ、朝鮮人参、ウコン、ここまでは分かるよ。ゴボウは何だよ?」



杏樹「…根、だよ」



坂井「ね?わけわかんねえよ。カレーに納豆に根かよ。健康オタクかお前は。



まったくよ、



カレーに納豆、根、だとよ。











カレーに納豆・根?




かれーになっとうね?






彼になってね…」




杏樹「3年かかっちゃった」



坂井「がわいいー!ガリガリッ」



杏樹「えへ。ゴボウ、生だよ。ぐすん」


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posted by 何丸 at 09:37| 二中物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月17日

「俺のフラウ・ボウ」(作品170)

奥座敷の襖の中から、さっそく川村のドラ声が聞こえた。



「でさー、あいつさ『俺、このクラスに好きな女子、いねえもん』なーんて言ってさー」



懐かしい。俺の話題だ。襖を開けると「おーっ!!」という声が盛り上がった。



「相田〜、今お前の話で盛り上がってたんだよー!」



わかってるさ。同窓会じゃ、川村の18番だ。



「でな、コイツがさ・・・」



川村が続きをはじめたが、俺は名前を忘れた誰かにビールを注いでもらった礼をいいながら、グラスを合わせた。



「あの、里香ちゃん元気?」



女は、ビールに口もつけずに、いきなり切り出した。



「ああ、今9ヶ月目だけど順調みたいよ」



里香とは結局、中3の6月に付き合い始めて、丸7年付き合って結婚した。今、俺のマドンナの腹の中には、俺の子がいる。



「そっかあ。相田くん、幸せなんだ〜?」



「ま、ね」



そう。人前で口にするニュアンスの100倍幸せだ。里香は、色褪せない俺のマドンナだ。



「・・・私ね、ほんというと、川村くんの、あの話・・・嫌いなんだ・・・」



同窓会でこの人と話すのは初めてだ。中学のときも、ちゃんと話をした記憶が無い。



「えーっ!裕子、あの話するのー!?」



隣のやたらカシマしかったユカリが割り込んでくる。



「ユカリは黙ってて。あのね、相田くん。私ね、今だから言うけどね、なんかいかにも同窓会的話題なんだけど、私、相田くん・・好きだったのね」



裕子は、少し下を向きながらも、一気に喋った。



「相田君、ちょっとぶっきらぼうっていうか、器用じゃなかったけど、実はけっこう女子には人気あったんだよ。で、4月にあった学級レクのときね、ドッジボールのとき。最後に私と二人だけ残っちゃって。私逃げるの専門でさ。で、ずっとずっと私のこと守ってくれて。でも、最後に私が当たっちゃったときね、『清水の顔にぶつけやがって、お前ら全員殺す!』なんて言って。で、ほんとに全員打ちのめして勝っちゃって。私、いっぺんで好きになった・・・」



そんなことがあったような気もするが、思い出せない。清水裕子、か。なんとなくガンダムに出てきたフラウ・ボウみたいな人だ。



「覚えてなくていいよ。だから、『覚えてない』って言わないで。私ね、バカみたいだけど、それから8年間、ずっと他の人好きになれなかったんだ。里香さんとの話、中学にいる間じゅう川村君が話まくってて、私、とっても辛かったの。でもね、心のどこかで、『相田君、良かったね。かわいい人と両思いになれて良かったね』って思ってたんだよ。今日は、そのことを言いたかったの」



俺は、口にすべき言葉を選びあぐねていた。俺はいつもの俺として喋っちゃいけない気がしてた。8年思い続けられた王子さまとしての振る舞いが求められているような気がしてたからだ。



「でもね、それも、もうおしまい。私ね、こんど結婚するんだ。ね、なかなか同窓会的でしょ?」



「そ、そうなんだ。おめでとう、清水さん。ざ、残念だなあ、なんか」



あー、タイミングが図れず、わけのわからないコメントを口にしてしまった。しっかりしろ、王子さま。



「ありがと。残念、なんて言ってくれて、涙出そ。その人ね、かっこよくはないんだけど、いつも優しいから。でも、よければ、ひとつだけお願いがあるの。私ね、一度だけ、一度だけでいいから、結婚する前に、相田くんと・・・デートしてもらいたいの・・・」



顔を真っ赤にした清水は、たしかにあの頃の顔立ちに戻っていた。俺は、今度こそ王子さまらしく振舞わなくてはならない。しかし、家では俺のマドンナが、大きなスイカをかかえて腹を食っている、いや逆だ・・・俺は迷って、スイカを決めた・・・




































































































































「ばく臓が、シンシンするなあ」


三橋が割り込んできた。



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2006年06月08日

「二中物語・育てて食べよう」(作品162)

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先生「今日は特別活動『苦手なものを育てて食べよう』の最終回です。みんな課題はやってきたかな?」





生徒「はーい」





先生「それでは、代表で何人か発表をしてもらいます。じゃ杉山」





杉山「はい。わたしは、トマトが苦手だったのですが、フルーツトマトを育てて食べてみたら、まるで果物みたいに甘くておいしかったです」





先生「うん。よかったな。次、春山」





春山「はい。ぼくは、ピーマンが苦手だったんですが、ピーマンがたくさんとれて、お母さんと肉詰めをつくって、7個も食べちゃいました。おいしかったです」





先生「7個か。食べすぎだぞ春山。じゃ、横川」





横川「はい。ぼくは・・・・と、鶏肉が、に、苦手だったんですけど、ひっく」





先生「どうした?続けて」





横川「養鶏所で卵を買ってきて、毎日お腹であたためて、ひっく」





先生「横川・・・」





横川「生れたら、僕をお、お母さんと間違えたみたいで、ひっく」





先生「まさか・・・」





横川「ピーちゃんは、大根の葉っぱが大好きでした。で、でも、ぼくは、包丁をもってきて、それで、それで、それで、ピ、ピーちゃん、ピーちゃんは・・・おいしかったです」





先生「おいしかったのかよ。しかし、先生、悪かった。許してくれ横川。じゃ、北村」


































































































北村
 「ぼくは、牛肉が苦手で・・・」




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2006年06月03日

「ニ中物語・国語教師」(作品159)

国語教師「急に辞めて欲しいなんて横暴です!」





校  長「残念だが、君には適正がない」





国語教師「僕が、学校の体制に批判的だからですか?でも、民主主義の社会では、健全な批判こそ重要なのではありませんか?」





校  長「君の批判など、言い尽くされてきたことばかりだ」





国語教師「じゃあ、僕が子どもたちとフランクに付き合ってるからですか?女子生徒と2人だけでファミレスに行ったという噂や、違う女子生徒と2人でダ・ヴィンチ・コードを見に行ったという噂や、また違う女子生徒と2人で修学旅行の下見と称してディスニーランドに行ったなどという噂を信じてるんですか?」






校  長「全部初耳だ」






国語教師「では、個人的な恨みですか?ええ、たしかにカツラのことを生徒にしゃべったのは謝りますよ」





校  長「えっ?気づかれてたの?」





国語教師「しらばっくれないでください。そうか、これは陰謀だ。公私混同だ。はっ!そうか!僕の苗字が近藤、そして僕の身分は講師・・・だから講師近藤なんだな!ちくそー!!」





校  長「んなわきゃない」





国語講師「では、なぜ辞めなきゃいけないんですか!」





校  長「質問。この写真、誰?」












































国語教師 「石川ぶたぎが何か?」

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2006年06月01日

「ニ中物語・修学旅行の夜」(作品155)

三橋「先生、行ったよ」





川村「ようし。これから、告白タイムだ。一人ずつ、好きな女子を告白していくんだぞ。いいな」





相田「俺、そういうのやらねえよ」





川村「あのさ、そういうこと言うのナシにしようぜ。修学旅行なんだからさ、やっぱ、空気読めよ」





相田「俺、このクラスには好きな女子、いねえもん」





川村「あのさ、お前、小学生みたいなこと言ってんじゃねえよ。こういう場合はよ、架空でもいいから言ってくのが大人ってもんじゃねえの?」





相田「わかったよ。架空でいいんだな、架空で」





川村「そ。架空だよ。で?」





相田「なんだよ、で?、って」





川村「お前の好きな女子だよ」





相田「なんで俺からなんだよ」





川村「アイウエオ順」





相田「あー、なんで母ちゃんは俺をアイダに生んだんだ」





川村「観念しろ。はい、みんな静かに。注目。これから相田くんが、クラスでいちばん『お気にの』女子を発表します。静粛に」





相田「お、お前ら、お前らも絶対言えよ。それから、ぜってー内緒だかんな」





川村「決まってんだろ。修学旅行のイベントだよ」





相田「じゃ、じゃあ、い、言うぞ」






三橋 「バク臓がシンシンするな」





川村「心臓がバクバクだろ。さ、相田くん、よろしくお願いします」





相田「・・・・・・・有村・・・・」





みんな「わー!有村?よりによって有村かよー!」





川村「はい、正解者が1名いました。オッズからいって、えー、教室掃除向こう3ヶ月間免除です!」





相田「なんだよ、賭けてたのかよ〜。お前らも言うんだぞ」





みんな「なんのことかな?」





相田「ず、ずりいぞ、お前ら、お前らも言えよ」





みんな「架空なんだろ、お前?」





相田「え?ああ。まあな」





みんな「有村は、好きじゃないんだろ?」





相田「そりゃ、それは・・・。・・・いや、俺、有村が好きだ。お前ら何とでも言え。俺は有村が中1のときから好きだ。だから、誰も有村に手を出すな!」





川村「それでは、本日のメインゲスト、有村里香さんをお招きいたしましょう!!ふすまの中からこんにちは〜!」


























有村「相田くん。ありがと」





















相田「有村・・・聞いてたのか」





































































































有村 「やったー!教室掃除免除だあ!」

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2006年04月04日

「二中物語・休み時間」(作品109)

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何丸何位?



橋 田

「金ちゃん、問題」





金 田

「なに?」





橋 田

「象を冷蔵庫に入れる方法は?」




金 田

「え?そうだなあ。

まず、射殺して解体してからミンチにしたあと、

冷凍乾燥させて水分を完全にとばしたあと・・・」





橋 田

「ブブー。

正解は、

冷蔵庫のドアを開ける→象を入れる

→ドアを閉める、でした






金 田

「ムカっ。

じゃあ、何かい?

筆箱に象を入れる方法も同じかい?」





橋 田

「そ。

じゃあ、キリンをその冷蔵庫に入れる方法は?」





金 田

「キリンが入る冷蔵庫を用意してから

冷蔵庫のドアを開けて・・・」





橋 田

「ブブー。

冷蔵庫のドアを開ける→象を出す→

キリンを入れる→ドアを閉める、だよ」





金 田

「ムカムカっ。

じゃあ、お前の鼻の穴に象をはめこむ方法は、

鼻くそを取り出す→象をつめこむ

でいいか?」





橋 田

「ま、まあ、本気になるなよ」





金 田

「じゃあなにか?

おまえの××に象を××するのは、

象をそのまま××に××するんでいいんかいっ!!






橋 田

「あ、あのさ、ただのクイズだよ」





金 田

「じゃあなにか?

冷蔵庫に地球を入れる方法は、

冷蔵庫のドアを開ける→地球を入れる→

冷蔵庫のドアを閉める
、でいいんかいっ!!!」





橋 田

「金ちゃん、そう興奮しないで。

いくらなんでも、それじゃ入らないよ」





金 田

「象の例を拡大してみただけだ」





橋 田

「地球丸ごとのときは・・・























中の棚をはずさないと






金田

「スイカじゃねんだよ!!」

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posted by 何丸 at 17:49| 二中物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月12日

「二中物語・卒業式前日」(作品90)

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何丸何位?


佐野「大野くん、ちょっといい?」




大野「なに?」




佐野「あのさ、大野君の第2ボタンが欲しいって子がいるのよね」




大野「先約あるんだ、ワリ」




佐野「じゃ、他のボタンでいいよ。第2かどうか、どうせわかんないし」




大野「ワリ、全部予約済みだ」




佐野「じゃ、袖口の小さなやつでいいよ」




大野「ワリ、それ1年の子に約束しちった」




佐野「じゃ、学ラン丸ごとちょうだい。そのほうがかえっていいかも」




大野「第2ボタンと学ランは半年前から予約済みだ」




佐野「じゃ、何なら予約されてないの?」




大野「メモ見る。えっと、ズボンは高橋だろ、上履きは吉岡、ジャージは間中だし、ねえみたい」




佐野「仕方ねえ。ぱんつで手を打ってやる」




大野「おいおい、無茶言うなよ」




佐野「じゃあ、このプロフィール帳に『田口愛してる』って書いて」




大野「田口?薬局の?へえ、ぜんぜん知らんかった。べつにいいけど」




佐野「大野、おまえいいやつだな」




大野「ま、二中のアイドルとしての最後の仕事さ」




佐野「はあ?思い上がってんじゃねえぞコルァ。二中のアイドルは八木さんに決まってんだろ




大野「ははーん、お前は八木さんか。ま、八木さん知らねえやつほど八木さん好きだからな」




佐野「ち、ち、ち、ちばうばよ」




大野「噛んでんぞ。お前も八木さんの記念品欲しかったりすんの?」




佐野「ど、ど、ど、どうでもいいけど第2ボタンとかは、空いてるわけ?」




大野「そんなの半年前でも予約できねえよ。あの人ぁ、誰とも付き合えねえくせにファンだけは多いんだ」




佐野「じゃ、じゃ、袖口のボタンとかは?」




大野「八木さんなんか、ぱんつまで予約済みよ」




佐野「ええーっ!!何なら予約されてないの?」




大野「あーあ、やっぱそれ聞くか。しゃあねえな。八木さんに言われたとおり言うだけだかんな。 『ふっ。俺のハートはいつでも空いている』 」




佐野「きゅーん。じゃ、ハートは私が予約ね」




大野「やっぱ、そうくるか。じゃ、これな」




佐野「なに、これ?」




大野「ドンペリゴールドとドンペリピンクとルイ13世予約券各10枚、同伴込みで1千5百万円ね。だいじょぶ、支払いは10年後だから」




佐野「い、い、い、いただくわっ!!」


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2006年03月08日

「二中物語・修学旅行前夜3」(作品87)

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何丸何位?



大野「あーあ、修学旅行なんか行きたくねえな」



八木「ふっ。大野、修学旅行を悪く言うな。俺の野望への第一歩だ」」



大野「野望のスタートが修学旅行っていうのも何ですよ、八木さん」



八木「ふっ。俺は、高校を卒業したら、歌舞伎町ナンバーワンのホストを目指す。今回は、その下見程度に考えてる」



大野「その割に荷物すごいっスね。モノポリーはみ出てますよ」



八木「ふっ。大野、他はともかく、モノポリーだけは悪く言うな、わかったか?」



大野「あ、はい。八木さんがもし成功したら、俺、八木さんのアパートで世話になってもいいすか?」



八木「ふっ。いいだろう。ただし、アパートじゃなくて高級マンションかもな。それも5Kのな



大野「リビングダイニングが欲しいとこっすね。でも、最近ホスト注目されてますし、八木さん大丈夫っスか?」



八木「ふっ。いいか、俺は、生れついてのホストだ。ミルクも城咲飲みだった



大野「うーむ。たしかにウソに見えない」



八木「ふっ。俺は、ずっとこのスタイルできた。実戦が待ち遠しい」



大野「たしかに、八木さんは、カッコいいッスけど、でもひとつだけ心配があるんスよ」



八木「ふっ。それは言うな」



大野「言いたい。八木さん、今まで女と付き合ったことないじゃないッスか」



八木「ふっ。俺はプロだ。一人の女に縛られることはしない」



大野「大勢とも付き合ってないじゃないッスか」



八木「ふっ。女への幻想を抱き続けたい、そんな思いが、つい、な」



大野「ウソ、ぜってえウソ。女くどけないじゃないッスか、八木さんは」



八木「ふっ。女をくどこうなんて考えたこともなかった。女は俺にはべるもの、さ」



大野「誰もはべってないッスよ。八木さんは、すんげえカッコいいけど、なんつーか、基本的にイタイっつーか、超えられない壁の向こう側っつーか」



八木「ふっ。大野、そのうちわかる。アヒルの中に白鳥がいたって目立たないが、白鳥がひとたび白鳥の中に入れば、人目をひくだろう?



大野「逆じゃないッスか?」



八木「ふっ。俺がカリスマホストなんて呼ばれてメディアに登場したら、俺を頼って上京してこい。そのときに全てがわかる」



大野「でもそのまえに高校ッスよね。八木さんは何クラブに入る予定ですか?」



八木「ふっ。ホストクラブだよ」


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2006年03月05日

「二中物語・修学旅行前夜2」(作品84)

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何丸何位?



佐野「ねえ、グッちゃん、明日は修学旅行だね。もう覚悟は決まった?」





田口「ううん。やっぱりダメ。私、修学旅行の思い出を悲しい思い出にしたくないの」





佐野「何言ってるのよ、バスンっ!!」





田口「ぶフッ。さ、佐野〜、親友諌めるのに裏拳使わないで」





佐野「グッちゃん、そんなこと言ってたら、A組の愛子に大野くんとられちゃうよ!」





田口「大野くんは、マジメな子が好きだから、愛子さんにはとられないと思う・・・」





佐野「そんなことで勝てるかあっ、ふっ、ドスッ!!」





田口「ぼフゅっ。さ、佐野〜、フェイント入れる意味あんの〜?」





佐野「いい?愛子はね、勝負かけて髪を染め直してギャル卒業宣言して、メガネっ子キャラをつくりに入ってんのよ!」





田口「ええっ!?大野くん、メガネっ子に弱いのよ。どうしよ、佐野〜」





佐野「告るしかないわ。この修学旅行で愛子も勝負をかける気よ。ただ、私たちには、ひとつだけアドバンテージがあるわ。それは、同じクラスだということ」





田口「そうね、愛子より顔なじみだもんね」





佐野「おまえは、野々村真かあっ!!クッ・・・はあっ、クキッ」





田口「・・・一回おとして意識戻す必要がどこに?」





佐野「いい?信頼できる筋によると、愛子の勝負どころは2日目の自由行動、お台場ビーナスフォートお買い物三昧の後よ。だから、大野くんがレインボーブリッジを渡る前に確保よ!」





田口「青島、じゃなかった佐野〜、私、言えるかなあ〜」





佐野「ぬめりはないわ」





田口「ぬかり、ね」





佐野「はーっ!!」





田口「・・・親友に踵おとし?・・・


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2006年03月04日

「二中物語・修学旅行前夜」(作品83)

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何丸何位?


下島「いよいよ明日、修学旅行だな。服とか決まった、山ちゃん?」




山田「おお。45度のグラサンに、白いスーツ、オッケー、ヨロシク!」




下島「マジでえ?すげえ。高かったべ、スーツ?」




山田「こないだ親父が青山で1着買ってさ。2着目1000円だったんだ」




下島「さすが山ちゃん。青山のスーツ着てたら原宿でも安心だよね




山田「わかってねえな。原宿なんか行ったらよ、俺でもきっと中の下くれえかもよ」




下島「そっかあ。俺、私服ぱっとしねえから、制服でいくわ。制服おもいっきし腰ばきしてったら、ナメられねえだろ?」




山田「お前さ、東京の腰ばき、どんだけか知らねえだろ。今の東京の腰ばきはな、もう腰で履いてねえんだよ。奴らはな、ひざ下だ」




下島「ええっ?ベルトがひざ下かよ!やべえ、やっぱ東京だわ」




山田「いいか、そんな着るもんのことだけじゃなくってよ、実質、オレらが二中のツートップとして準備しとかなきゃいけねえもん、あるんじゃねえの?」




下島「まあな。でも、俺、田口んちの薬局でナニは買えねえよ」




山田「そっちじゃねえよ。驚くなよ、ほら」




下島「メリケンサック!!」




山田「誰にも言うなよ。いいか、修学旅行中に、もし、二中の女子がよ、よその奴らにちょっかい出されたらよ、俺らが行くしかねえだろ?」




下島「そ、そうだよな。考えてみたら、他の奴ら、いくらウルフ山田とドラゴン下島がいるからってよ、無防備すぎるよな」




山田「だろ?お前のウエポンは、なによ?」




下島「おれは、日光で買った木刀あっから」




山田「小6で5人保健室送りにした、あの伝説の木刀?」




下島「ああ。斬鉄剣って呼ばれてる」




山田「よし、じゃあよ、もしもってときは、俺が目で合図送ったら、そんときは、わかってるよな?」




下島「ああ。そんときは、背中合わせで戦おうな!」


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