2010年05月19日

うぃっきゅうさん

和尚「うぃっきゅうや、ここにあったあんころもちを知らんか?」

うぃっきゅう「あんころもひというのは、あんこのふいたもひでごらいまふか?ごくん」

和尚「いま呑み込んだやつじゃ」


うぃっきゅう「知りませなんだ」


和尚「まっまさかっ。そのあんころもちは、ネズミ退治のために、毒が入っておったのじゃっ!」


うぃっきゅう「げげっ!ネズミだって!げげっ」


和尚「そっちでなく毒を心配せよ」


うぃっきゅう「いやだー死にたくないよー、和尚のひとごろしー、みんなお前の陰口言ってるぞー」


和尚「…うぃっきゅう、わし、今、ちょっと嘘ついた」


うぃっきゅう「…わかっておりました、ご上人さま。今、狐がとりつきました」


和尚「陰口を言ってた者を白状しろ。さすれば解毒してしんぜよう」


うぃっきゅう「ちんねんや、ほうねんや、はっけいや、かんじょうや、さいけいを裏切ることはできません」


和尚「ところで毒は入っておらなんだ」


うぃっきゅう「和尚、地獄、下見しとくか?」

posted by 何丸 at 20:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

悪魔と取引き

男「彼女と付き合えるなら、なんでもします」


悪魔「二言はないな」

男「のような気がします」


悪魔「付き合えるかわりに、お前の鼻の穴、3つね」


男「え〜っ、旧型インプレッサ的な?」


悪魔「それか、耳の位置がミッキーの場所」

男「形は?」


悪魔「今のまま」


男「え〜っ、盛って隠せるかなあ」


悪魔「隠したら、鼻の穴3つ」


男「えー。他には?」


悪魔「じゃ、頭の髪の毛が一本」


男「波平的な?」


悪魔「生えてるやつ全部で」


男「極太すぎ。抜け毛一発」


悪魔「じゃ、全部の語尾が『ぷっちょ』」

男「やだぷっちょ」


悪魔「一生、ちんすこう以外のスイーツ禁止」


男「微妙な情けのかけかたたなあ」


悪魔「引越す先々ぜんぶ隣がゴミ屋敷」


男「あー、そうきたか〜」


悪魔「じゃ、しょうがない。『おでこにみっしり毛が生えてる』でいいよ」


男「まあ、それかな」


悪魔「眉毛の場所だけツルツル」


男「せっかく決まりかけたのにー」
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posted by 何丸 at 09:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月23日

スマッパ『この世界でいちばんの花』

公園のベンチに腰かけて
いろんな人を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんな反吐が出る


この中で誰が一番だなんて
争い事しかしないで
バケツの中をひっくりかえし
しゃんと胸を張ってやろう


それなのに僕という人間は
どうしてこうもへりくだる
一人ひとり違うその中で
いちばんにへりくだる?


そうさ僕らは
この世界でいちばんの花
一人ひとり寂しさもあるのに
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいいのか?


困ったように笑いながら
警察に通報している人がいる
頑張って咲いた僕の心は
見えないんだから仕方ないね


やっと署から出てきた
その僕が抱えていた
ひとしきりの寂しさと
失ったものの大きさと


名前も知られてなかったけれど
あの日僕が笑顔でいれた
誰も気づかないようなときに
笑っていられた頃のように


そうさ僕らは
この世界でいちばんの花
一人ひとり寂しさはあるのに
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいいのか?


posted by 何丸 at 16:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

「うそんこ旅行案内 〜札幌編〜」

国内旅行なら、何海道に行きたいですか?そうですね、北海道ですね。東海道もある?あっち行ってください。北海道の首都は札幌です。札幌の街並みは、タテヨコナナメの道路が整然と並び、街の中心に雪祭り広場があります。北海道は、夏でも平均気温が−5度なので、冬は雪祭り、夏は氷祭りです。夏には陸上自衛隊が高さ12メートルのカキ氷をつくって市民に配るのが恒例です。今年はブルーハワイだそうです。

有名な時計台は、実際に行ってみると非常に巨大で驚きます。時計の直径は80メートルあり、時計の針が一周するのに、約18時間かかります。北海道大学には、有名なクラーク博士の像があり、そこには「少年老いやすく学なりがたし」と刻まれています。お昼には、ビール園で、ジンギスカン鍋を楽しみましょう。ジンギスカン鍋とは、ジンギスと呼ばれる缶をタテ半分に切ったものを鍋がわりとし、鮭を丸ごと豪快に野菜といっしょに焼いて味噌で味付けするもので、北海道では、何かあるごとにジンギスカン鍋を囲みます。クリスマスも誕生日も正月もクリスマスもひな祭りもクリスマスもジンギスカンです。ごくまれに羊の肉を代用する場合もあります。
 
もうひとつ有名な食べ物は、札幌ラーメンです。これは知られていないのですが、ラーメンはもともと札幌が発祥の地なのです。あるとき、札幌の街を作ったサホロさんが、味噌煮込みうどんを作ろうとして、間違って鶏がらでスープをとってしまい、その上、かんすいを使ってしまった麺をたまたまそのスープの中に落とし、転んだ拍子に偶然もやしとコーンとバターが上に乗ってしまったのが始まり、と言われています。

 札幌は、野球などの冬のスポーツが盛んで、立派なスキーのジャンプ台などがそろっています。いつか、冬季オリンピックを誘致する。これが、市民の願いです。

街はずれは「すすき野」という、何も無いすすきばかりのさみしい野原ですが、秋には黄金色のすすきがたなびきます。ここには、終末の世界を救う人物をあらわすものとして、「そのもの青き衣をまといて金色の野におりたつべし」という古くからの言い伝えが残っています。青き衣をまとった人とは、おそらく、オアキでスーツを買った人だろう、と言われています。


posted by 何丸 at 13:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

田舎の子どもにインタビュー

お姉さん 「ハーイ、キヌエお姉さんでーす! 今日は、あげなす小学校に来ていまーす!みなさーん、こんぬつはー!」




ぼく 「こんぬつはー」




お姉さん 「こんぶつはー」




ぼく 「こんぶつはー」




お姉さん 「ポンヌフはー」




ぼく 「・・・」




お姉さん 「ちゃんとコンニチワ、って言おうね」




ぼく 「フン」




お姉さん 「さて、あげなす小学校は、なんと、全校生徒が、たった1名なんです!きょうは、そのたった1人の寂しい小学生を直撃しまーす!」




ぼく 「寂しいとか言わないでください」




お姉さん 「どう?毎日楽しくなくなくなくない?」




ぼく 「はい。このあいだは先生と裏山で山菜をたくさんとって食べました」




お姉さん 「そっか。草食べて」




ぼく 「山菜です!」




お姉さん 「運動会のかけっことか、いつも一番なんでしょうね。同時にビリでもあるというね。それから、エアー・二人三脚とかね。」



ぼく 「運動会は、村の人とみんなでやるから一番でもビリでもないです」




お姉さん 「みなさん、聞きました?あげなす小学校では、村人総出で運動会をするそうです。感動てきれふね〜」




ぼく 「あくびしてますよ」




お姉さん 「そんな、たった1人の生徒さんですが、将来は、いつ都会に行きたいですか?」




ぼく 「修学旅行で2泊3日で東京に行きました」




お姉さん 「2泊3日で東京タワーに?」




ぼく 「東京です。浅草と上野とアキバとお台場に行きました」




お姉さん 「東京でオートロックで地下駐のマンションに暮らしたくなったでしょう?」




ぼく 「いいえ。もう東京はいかなくていいです」




お姉さん 「はあ?あんた、2泊3日で東京語らないほうがいいよ。東京侮辱罪になるよ」




ぼく 「ぼくは、田舎の方が好きです」




お姉さん 「なんで?田舎って何もないでしょ?襟裳岬の春でしょう?」




ぼく 「ちゃんとありますよ」




お姉さん 「毎日何をして生きるワケ?」




ぼく 「することなんていっぱいありますよ!」




お姉さん 「そうですか。いまどき、こんな子もいるんですね。で、キミは毎日何をしているの?」




ぼく 「2ちゃんとネトゲとセカンドライフとミクシィです。









posted by 何丸 at 08:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月24日

金九先生

金九先生

「3年ベー組!はい、ちゅーもーく!」



加藤

「なんだ、金九さんよ」




金九先生

「いいですかあー、夏休みには、多くの誘惑があります。

そこで、これから、みなさんに、『誘惑テスト』の結果

を見てもらいます。はい、スクリーンに注目!」





加藤

「お、映画?いいねえ」




金九先生

「このグラビア写真集は、先生の秘蔵のものでーす。

これを、通学路の草薮の中に、さりげなーく置いておき、

隠しカメラで撮影しました」




加藤

「ん?あっ!おい、やめろっ」




金九先生

「はい、ここ、ちゅーもーく!

こっそり、本校の生徒が、近寄ってきました」




加藤

「やめてくれー!」




金九先生

「おや、しきりに周囲を見渡していますねえ」




加藤

「なんなんだよー、お前はよー」




金九先生

「さ、手を伸ばして・・・

おっと、ミスC組が通りがかった・・・

あー、見送りましたねー」




加藤

「やめてくでー。女子、そんな目で見るなー」




金九先生

「はい、また、再チャレンジです。

お、こんどは、あ!考えましたねえ。

拾ってきた新聞紙を上からかぶせて・・・」





加藤

「きゃー!やめてー!おうち帰るうー」






金九先生

「と、そこへ、三沢さんのお母さんだー!

あ!新聞紙の中に隠して・・・

おっと、近くのゴミ箱に・・・捨てた!」






加藤

「いじめじゃーん、これ、いじめじゃーん!」





金九先生

「このように、加藤の野望は、自滅しました。

夏休み、いろいろな誘惑があるでしょうが、

どこで誰が見ているかわかりません。

心して、過ごしてください」






加藤

「ちくしょー。金九のバカヤロー」






金九先生

「加藤。先生、アキバのビックカメラの前で踊る人たちも撮影してたんだった」






加藤

「金九先生、あんた、最高の教師だよ。たしかに、誘惑には気をつけなきゃな。よし、勉強、勉強!」







金九先生

「加藤、わかってくれて、先生は嬉しいぞ」






加藤

「俺も、先生を見習って、視野を広くもつよ」






金九先生

「そうかそうか」






加藤

「ピンホールカメラで」
posted by 何丸 at 00:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月25日

フォークソングをつくたよ

さだまさし風


♪日も長くなり
明るい午後六時


家路を急ぐ
通勤電車に乗りまして

外回りでろくにとれなかった昼飯の埋め合わせを


考えてる最中に











目の前に腰かけたあなたのー





そのケンタッキーがー
大メイワク〜


ませませ。

posted by 何丸 at 18:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月07日

おうさま・だいじん

王様「ねえ、だいじーん」


大臣「はい、何でしょう王様」


王様「あのさあ、王様より王子が良かったんですけど。わし、けっこう王子キャラじゃないっすか」


大臣「今日の殺意、発動」


王様「ところで大臣、わしの人気を高めるために、そちは何をしておるか」


大臣「は。王室費を先王の百分の一とし、医療費社会保障費税金を廃止いたしました。今や王様は、あまねく民に慕われております。御代とこしえに栄えんことを」


王様「新聞を見ろ。『王様の支持率は低脂肪乳並み』とあるぞ!」

大臣「王様、それは思想の偏った新聞でございます。こちらの『マイロード新聞』では、今回『抱かれたい王様第一位』ですぞ」


王様「えっ?そうなの?えっ?あっ、あっそう。やっぱり言論の自由って大事だね」


大臣「御意」
posted by 何丸 at 20:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

おい、コラ!

おい。




コラ。





お前さ、




仕事、ナメてんだろ。




お前が登場したときはよ、




少しはデキるやつかと思ったよ。




でもな、お前さ、思い上がりすぎだよ。




お前に任せて、成功したためしがねえんだよ。




お前ときたらよ、粘り強さがねえっていうかよ、




すぐに、仕事をほったらかして、諦めちゃうんだよ。




責任もって任されたんならよ、




そこは、最後まで逃げちゃダメなんじゃねえの?




大体よ、お前よ、仕事を2つもいっぺんにこなすほどの




器じゃねーんだよ。




お前の仕事なんかな、




ただの、おツマミだよ。




お前に、力仕事は任せられねえ。




お前はなんかにゃ、たった3分とはいえ、




重要な仕事は任せられねえんだよ。




わかったか!
















































カップヌードルにくっついてるシール!



3分はがれようとするフタをくいとめたこと




ねえじゃねえかよ!



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何丸は、アイツよりは、ちょっとがんばります。

posted by 何丸 at 23:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月10日

「引っ越し作業」

おじさんA「これはテコの原理を使って、ここを支点にして、ほらね?」

おじさんB「いや、そんな重たいものばかりでなく、合間に軽いものも運ぶべきだよ。渋滞の科学を応用すべきだ」

おじさんC「いや、やはり収納什器を先にしないと足の踏み場がない」

おじさんD「いやいや、人手があるうちに重量物が先だ」

おじさんE「あれは、一回分解して運ぶべきだよ」







若者「終わりました」
posted by 何丸 at 20:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月03日

「特別講師」

担任「今日は特別な先生を呼んでいまーす。かの川さん、どうぞ〜」


鹿川「こんにちはー!おじさんは、『いなかのくらし』を教える先生です。なんでもしつもんしてください」


生徒A「はい。かのかわさんは、どんなところに住んでいますか?」


鹿川「うさぎがおいしいので有名な、かの山です」


生徒B「はい。お仕事は何ですか?」


鹿川「小鮒釣り師です」


生徒C「はい。特産は何ですか?」


鹿川「ツツガ梨やトモ柿です」


生徒D「はい。お父さんとお母さんは何をしていますか?」







鹿川「イカを煮てます」
posted by 何丸 at 00:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

キットソーニ

私はもともとナルシスティックなところがあり、

マッチのように目を細めて髪をかきあげたり、

髪を指に巻き付けたり、

小指で耳の穴をほじったりするのですが、



ブログのほうも然りで、専ら

『読むコント「何丸」』さんてテラワロス!

などと悦にいっております。



そんな私の慧眼にかなうブログというものはさして無いもので、

私が習慣的に見ているブログといえば、




あなたのブログくらいでさ、へっへっへ。




というわけですが、

私の不動のお気に入りナンバーワンといえば、


「三巡目満貫」

なのでした。



更新が週一になろうと、

「明日から毎日更新!しいゆつまろ!」

と言ったきり反古にしても、



それでもトイレの回数くらいアクセスし、

コスモスの花弁の数を数えたものです。



それがどうでしょう。



ないんですよ。




ないの。




削除されているのです。





「なんだー、けびちゃんFC2かよー。予告しろよー」



と見てみても、無し。



「アメブロかよー、コンビニ貴族とおそろかよー」



と探しても、無し。



「えっSeeSaa?いやいや、わかっとるわかっとる!」



と検索しても、無い。




きっと何かの操作ミスか何かでしょう。



そうです。



イタリア語で言うと



キットソーニ


違いない。



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posted by 何丸 at 20:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月01日

「ボートブリッジシティの思い出」(作品247)

ボートブリッジシティは東部の住みやすい街だ。

僕はよく日本車に乗って、ステーションの南側にあるウエスタンデパートメントに出かけては、ティールームでクセのあるアールグレイをすすりながら、『キャッチ・イン・ザライ』(サリンジャー)や『ノイズィー・ピープル』(ルミコ・タカハシ)などを読んで時間を過ごした。


少し車を走らせれば、ベイサイドから海を眺めることができた。サンセットを眺めながら、皺を刻んだフィッシャーマンが網を繕う様子を飽きずに眺めていたりした。


大きなショッピングモールができ、地元のハイスクールはスポーツで有名になったが、ベイサイドのサンセットはいつも変わらなかった。


僕は日本のカレッジに進むことになり、ボートブリッジシティを離れたが、時折あの街が懐かしくなっていた。

この夏、ダディとママに会うため、僕はビジネスの合間を縫ってボートブリッジシティを訪れた。


ママのお手製のキャベッジシュリンプミートパイを食べていると、遠くから懐かしいカントリーが聞こえてきた。









♪船橋よいとこ、そーれそれそれよいとこしゃんしゃん
posted by 何丸 at 23:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

「チッケッタ」(作品213)

大都会新宿に育ち、教養あふれる立居振舞いの私が、

小2で船橋に越して最初に驚いたのは、

私が走っている横を駆け抜けていって


「へへん!」


と言ってくる田舎者であった。


「なんで?いつ競争になったの?」と思いながら、学校に行くと、

なんとグランドが土であった。しかも、貝殻が混じっている。

「ああ、まだ工事中なんだね」

私はそう解釈した。



転校を機にメガネをかけた私は、

学年で唯一の、学校で三人くらいのメガネ君であった。

当時の船橋が、いかに発展途上にあったかは、おわかりいただけるだろう。

一日に20人くらい「メガネをかけさせてくれ」と寄ってきたのである。

メガネ1回とバナナを交換しておけばよかった。



最初の給食は、ナポリタンであった。

ん?

どうみても、蒸したうどんが出ている。

みんな、うどんに、ミートソースをかけている。


おかしい。

みんな、おかしいよ。

それは、うどんだ。

「ソフトめん」なんて書いてある。

いや、それはうどんだよ!






そして、百歩ゆずって

































・・・それは「ミートソース」だ。





そんな千葉県原住民のジャンケンは、

「チッケッタ」である。

最初の掛け声が「チッケッタ」。

アイコなら「ターレッサ」もしくは「ターラッサ」である。


恥ずかしい。

今書いても恥ずかしい。

「ターラッサ」なんて言うくらいなら、

「痔にはポラギノール」と言いたい。


しかも、そのレだかラの部分は、気合の入った男子は、巻き舌である。

メキシコ系ラテンの勢いである。


「ジャンケンをしましょうか」

と言うべきところは「チッケ、チッケね」である。

不思議なことに「チッケッタしよう」とは言わない。

名称は、略称の「チッケ」である。

ジャンケンを「ジャンしようぜ」的に言っているようなものである。


このじゃんけんもどきが、給食どきに行われるのが、

私は、無性に恥ずかしかった。

都会と違って、プリンやゼリーが珍しかった戦後数十年しか

経っていない当時の船橋では、そのような「カップデザート」が

余ろうものなら、男子は殺気立っていた。

プリンのためなら、人一人殺しかねなかった。

事実、チッケの「チョキ」が「グー」に激突して

突指をした男子が出たくらいである。

プリンのために、全治2週間である。

まさに、残りデザートは、修羅の戦場であった。



「給食の残りをはっぴょうします。グリーンサラダ」


「しーん」


「筑前煮」


「しーん」


「コッペパン」


「しーん」


「プリン」





































「ぬおおおおおおおおおッ!!!」



押し寄せる男子の下敷きですでに負傷者が。




「一人、二人、三人・・・」給食係が数え始める。






















「十人、十一人・・・」数えている。




























「十九人、二十人・・・」数えている。




























「二十七人!もう締め切ります!」



すごい。プリンて、そんなにおいしかったんだ!

私は、感動すら覚えていた。






そして、はじまった。

「ちっけ、ちっけ、チッケッタ!」

「おー、あいこだぜー!」「あいこだー」「あぶねえー」「やべえよ」











































・・・おい、二十七人、一気にジャンケンはねえべ。





そして、組み分けがはじまるのであった。

まずは、組み分けのグーパーから。





「おお!後出しだぞ、てめえっ!」





グーパーの時点で、既に後出しの物言いである。






「じゃあ、後出しと、グーチョキパー(伝説の三種混合技)は、なしね」






レギュレーションが行われる。















そして、「ちっけ、ちっけ、チッケッタ!」
























「おおおおっ!」「あぶねー」「やべえ」


































































・・・おいおい、まだ、14人と13人だろ。


↑なんとなくチョキは賢そうと思ったことがある人は、ランキング応援などいかが?

posted by 何丸 at 13:20| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

「手合わせ」(作品206)

何丸「なにやつ?」





イ可丸「ふっふっふ。名乗るほろ、なのろ、名乗るのほどの者でもござらん」





何丸「噛んじゃったな」





イ可丸「うるさい。今宵、この満月の下、お手合わせ願いたい」





何丸「私を何丸と知っての狼藉か?」





イ可丸「イカにも」





何丸「ならば、よかろう。どこからでも、かかってきなさい」





イ可まる「では、 『月夜がつきよ(好きよ)!』





何丸「ふっ。その腕でよく私に挑んできたものだ。 『街灯が伊藤』





イ可丸「えっ?何それ?ぶはっ!おのれ! 『地図を立てたらマップたつ』





何丸「はっはっは。見切ったぞ。 『伊藤がいとうしい』





イ可丸「そ、それがどうした!はぐっ!・・・まだまだ。 『注意1秒、ケガ1兆!』





何丸「所詮、道場拳法。悲しいことよのう。そろそろ逝くがいい・・・






































































『序盤にジョバンニ』





イ可丸「ぬおおおおおおおっ!」


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↑この技の名前はギャラクシーエクスプレス。さて、ランキング応援などいかが?

つけたし
posted by 何丸 at 15:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月27日

「Sayuri」(作品194)

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応援してね



何丸語録


・・・・・・福井県て、あったよね?・・・・・・・・・・



         「Sayuri」

あれは林間学校の前日だった。夜のライブのために部屋でホウキギターの練習をしていると、ノックもなく母が入ってきた。


「ごめん。うるさかった?」

私は気を遣ってそう言った。さすがにディープパープルはいけなかったか。



しかし、母はこう言った。

「ううん。明日お弁当だから、買い物行って欲しいのよ」




私は思春期の身勝手な若者らしく、不平をもらした。

「今は練習中だから」




すると母は、おもむろに、つぶやいた。





「さゆり」





えっ?なに?B組の?なんで?えっ?





私のシナプスは、高速で情報を検索していた。そしてファジー検索機能が、ひとつの類語をはじき出した。





さわこ、だ。





私が小学校から憧れつづけていたマドンナ。

なんということだ。たかが買い物のために、息子の初恋相手を持ち出してくるとは。もし、買い物を断れば、きっとさわこちゃんのママに、





「うちのバカ息子は毎日ホウキのギターで歌ってんのよ」





なんて言うつもりだ。私は降参して言った。




「わかったよ。で、何を買ってくればいいの?」




母は言った。

「えーと、卵にウインナーに、冷凍コロッケに、ゴマ、それから・・・さゆり・・・」




えっ?まだ言うの?まだ何か私にさせたいわけ?掃除洗濯風呂洗い、一日シンデレラになれということなの?私は観念した。




「わかったよ。何でもやるからさ、その『さゆり』ってやめようよ」




すると、デリカシーがデリカテッセンな母は、




「なによ、好きだったじゃない。嫌いになっちゃたの、もしかして?」




どうせ息子の初恋相手をからかうのであれば、名前くらい正確に覚えているべきであろう。




「あのね、僕が好きなのはね、『さゆり』じゃなくって、て、て、さ、さ、『さわこ』だよっ!」




その直後、私と母の間に天使が通っていった。一瞬の沈黙の後、デリカシーがアドボカシーな母は、スーパーウーハーで笑いながら、言った。




「ごめん、ごめん。さゆりじゃなかった・・・


































































『ゆかり』だった」




私の頭の中を、爽やかなシソの香りが駆け抜けていった。

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↑ランキンぐ!
つけたし
posted by 何丸 at 10:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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